Up A Tree Indie Pop Festival

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5/20〜21と上海にライブしに行ってきた。

Up A Tree Indie Pop Festivalという二日間のフェスで、同世代くらいのスタッフがいっぱいいて、みんなめちゃくちゃ親切で、優しく、それぞれの役割分担がしっかり出来ていてすべての動きが速やかでびっくりした。

元々WallflowerとPictured Resortの二組で呼んで頂いていた。

そんで、まーやも中国行ってみてぇ的なことを言っていたから、一緒に行くことになって、Juvenile Juvenileも出ることになった。

こんな友達大勢で海外行くこと自体なかなか無い機会やし、その上ライブをさせてもらえるのは奇跡かと思った。

 

5/19

上海いく前の最後の練習。

ジュブとウォーフラ一時間ずつ入った。

飛行機が9:40発だったので、家から行くとなるとキツイ組は関空のファーストキャビンというカプセルホテルに泊まることにした。

なんか修学旅行の時みたいで楽しかった。

土屋と村上さんとこーじと寝る前にコンビニで一本だけお酒買って今から上海行く実感ないなっていう話をした。

夜中の空港は昼間の喧騒とはまた違った静謐な良さがあった。

土屋と村上さんが空港への終電無くしたり、こーじがトランクの鍵無くしたりはあったけどどっちもなんとかなった。

なんせ11人で行動するので、一人が旅行中にヤバいトラブルを起こす確率が2%だとしても、22%の確率でヤバいことになるということに気づいてちょっとだけゾッとした。

 

5/20

空港で全員集合。

物販をみんなで手分けして、荷物預けて飛行機に乗った。

出発の時間が一時間くらい遅れていた。

事前にもらっていたタイムスケジュールではジャストに着かないとジュブのアコースティックライブのリハが出来なそうだったので、出発遅れた時点でリハは諦めた。

結局上海に着いたのは一時間遅れで、荷物受け取ったり両替したりで更に遅れてしまった。

主催の方々が空港で待ってくれてるという話だったので、探すと同年代くらいの女の子二人が待ってくれていて、ニーハオと言おうか迷っていると「はじめまして〜」と日本語で話しかけられてビビった。二人ともめちゃくちゃ日本語が流暢で、「上海どうなるんだ」的な不安が一気に吹き飛んだ。

空港から会場まで送ってくれるという話だったので、その女の子達に着いて行くと、めちゃくちゃデカいバスが来た。

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おれら11人しかいないのに、定員33人て書いてあった。

ギュウギュウのワゴンをイメージしてたので、感動した。

バスに乗って、街の方へ移動。

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まずアコースティックライブの会場のBasement 6 (Uptown Record)という名前通りの地下アジトみたいなとこに行った。

イベントはこのUptown Record横のBasement 6というアコースティックライブ会場と育音堂(YUYINTANG)というライブハウスの2ヶ所で行われていた。

Basement 6は名前の通り、どこまで降りるんだという位地下深かったけど、会場はきれいに飾り付けして雰囲気最高だった。

今回のUp A Treeのスタッフも何人かいて、全部やり取りしてくれていた土屋はやっと顔を合わせることが出来て、感激していた。

そこで、ジュブは初めてアコースティックライブした。

アコースティックライブはめちゃくちゃ不安だったけど、今回村上さんがサポートでベースを弾いてくれて、なんとか形になった。

お客さんもたくさん来てくれていてほっとした。

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その後、おれと土屋はウォーフラのリハのため急いで育音堂に向かった。

2ヶ所の距離はタクシーで15分程度だったと思う。

育音堂は作りがかっこよくて、音も最高だった。

PAさんは日本語がペラペラで、リハもやりやすかった。

リハも終えて、楽屋でゆっくりしていると、スタッフに人が焼き小籠包というものを買ってきてくれた。「日本より美味しいですか?」と聞かれたけど、日本で見たことが無かった。おもてなしがとんでもなかった。

そしてめちゃくちゃ美味しかった。汁が出ますから気をつけてねと言われたにも関わらず、ほぼ全員がブチューと汁を出してしまった。

会場は300人くらい来場していたみたいで、受付のロビーから、楽屋に上る階段までどこにいっても人がいっぱいでこんなに人が集まるのはすごいなあと思った。

Wallflowerも めっちゃ満員の中でライブさせてもらって嬉しかった。

興奮しすぎてシールドを踏んで引っ張ってしまい、切れた時は冷や汗かいた。

ライブが終わって、ライブハウスの裏にある公園に行った。

公園はウォーキングしている人や、社交ダンスをしている人、思いっきりべろちゅーしてるカップルとかいて面白かった。(この日は中国の祝日で恋人の日だったらしい。)

あと上海に行って一番ビビったのは、バイクが全部電動になっていて、全く音を立てていなかったこと。バイクは無音でスイーと走っていく。しかも夜になってもライトつけないし、歩道もガンガン走ってくるので怖かった。

ダワさんは歩道で一回バイクにぶつかられたらしい。

公園からでもライブが聞こえるし、ちょっと見えるのも良かった。

この日のライブのトリはPictured Resortで、ザ・「漢」みたいな男気満々のライブをしていてかっこよかった。

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ライブ終了後は2階の楽屋でみんなで打ち上げした。

上海のビールは冷えていなくても美味しかった。

 

5/21

朝起きて、ホテルの周りブラブラして粽買って帰った。

粽は6元(100円くらい?)で安かったけど、551よりデカくて満足感あった。

僕ら日本から行ったバンドは2日間でそれぞれ2回ずつライブさせてもらえることになっていて、

2日目はウォーフラのアコースティックライブが最初だったので、Basement 6に移動してリハをした。それからスタッフの人たちに食堂に連れて行ってもらって、会場周辺を案内してもらった。

やっぱり小籠包が格別に美味しかった。

他にも上海では雲南料理や四川料理を食べて、全部美味しかったが、とんでもない辛さのものもあった。

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上海の街はプラタナスの木が多く、しかも異様に大きいので緑の面積が多くて歩くのが気持ち良かった。

いろいろ街を見せてもらった後、Uptown Recordまで送ってもらった。

ライブハウスも音良くて開放感もあって楽しかったけど、アコースティックライブの会場も本当に雰囲気最高だった。リハの時間の関係でゆっくり出来ず、出番終わったら速攻移動しないといけないのが残念だった。

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アコースティックライブ終了後、ライブハウスに移動してジュブのリハした。

他の中国のバンドもめちゃくちゃ良くて、特にCHIMOというバンドが好きだった。

移動や疲れで全バンドは見れなかったので、次行くことが出来た時はタフマンになって全部見たい。

日曜日は土曜日よりはさすがに人は少なかったけど、それでもいっぱいだった。

ジュブも後から追加で入れてもらったのに、ライブハウスでバンドセットのライブをさせてもらった。

弦切れたり、ミスったこともいろいろあったけど、楽しかった。

ダワさんに見れもらえたのも嬉しかった。

もっと中国語喋れるようにしといたら良かった。

日曜の夜ということもあって、この日はそのままその場で打ち上げは出来なかったけど、主催の何人かと日本勢(あとお客さん)で飲みに行った。

中国は基本的にTwitterとかfacebookInstagramも使えないし、僕らが行ってどういう状態になるか全く予想が出来なかったので、いろんな不安があったけど、いざ到着すると、スタッフはみんな親切だし、お客さんもニコニコしてるし最高だった。

あと、本当にスタッフのおもてなしがすごくて、僕らが困るであろうことに対して先回りで解決策を用意してくれてるような感じだった。本当にありがたかった。

最高の思い出になりました!ありがとうございました。

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5/22

イベントは日曜で終わって、日本勢も帰る組と、ちょっと残る組に分かれた。

僕は親戚が上海にいるので会いたかったのと、少し観光したかったので残ることにした。

1日しか無かったので、そんなに色々は回れなかったけど、ちょこちょこ回れた。

画家街という画家やアーティストが集まって自分の絵や作品を売っているところがあって、そこで売ってる絨毯の柄がとんでもなく綺麗だった。次は買いたい!(空気的に写真は撮れなかった。)

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あと田子坊というお土産とかにちょうど良さそうなアートスポットにも行った。まーやは写真を撮るとオバショットになるが、最近は面白くなってきた。

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上海に行く前は本当に仕事と寝てる時間以外はほぼゾンビから逃げるゲームをしていた毎日だったけど、上海に行ってやっぱり音楽最高だなと思ったので、また曲を作ったりし始めた。夏くらいまでにまとまったら良いなあ・・・。

上海から帰ってきて一週間以上経ったけど、いまだに興奮が冷めず、なんか地に足ついてない感じだなあと思っていたけど、体温測ったら普通に高熱出てて、ふらふらになっていただけだった。仕事休んで暇なのでゆっくり上海のことを思い出せて良かった。