2021年 1月〜6月

■上半期生活を支えてくれたもの

・ようこそ映画音響の世界へ (映画)

日常がつまらないのは、行動や感情を補強する効果音が鳴ってくれないからだ。

「映画の感動の半分は音響で出来ている」という劇中のセリフは決して言い過ぎではない。

人間が良いものを作るために、途方もない作業をやり遂げてみせる執念は愛おしくて少しこわい。

このように映画音響はできている!映画『ようこそ映画音響の世界へ』予告編 - YouTube

 

・Axolotes Mexicanos (バンド)

Still DreamsがElefant Recordsからリリースすることになり、今までほぼノータッチのスペイン語圏の音楽を色々紹介してもらえるようになったことに副次的な幸せを感じている。

その中でもAxolotes Mexicanosはまーやと二人でかなりハマっており、宅内飲みの時に曲を聴きながらひたすら飲むことも多かった。

こんなバンドをしてみたかった・・とか言ってる暇があれば自分たちの出来る幅でこんな曲を作ってみようと思って作った曲が次のアルバムに入る。

AXOLOTES MEXICANOS - Verano En Espiral [Official] - YouTube

 

・Dontnod Entertainment (ゲーム製作会社)

「ライフ・イズ・ストレンジ」シリーズをはじめ、数々の名作アドベンチャーゲームを生み出すフランスの制作会社。

今年の上半期はこの会社の「Tell Me Why」と「Life Is Strange 2」をプレイした。

色んなゲームで究極の二択があると思うが、正直「これは極端な二択だろう・・」と冷めてしまうことも多い中、この会社の作るゲームの二択は本当にリアルで、分解してくとこの二択だなと納得出来ることが多い。

爽快感や達成感とは別の、ただ因果を辿っていくような気持ちは新鮮だった。

ライブイズストレンジの新作も楽しみだ。

ライフ イズ ストレンジ 2「背中合わせ」トレーラー / Life is Strange 2 Japanese 'Back to Back' Trailer - YouTube

 

・フィンチ家の奇妙な館でおきたこと (ゲーム)

去年12月の松本でも共演したMemoryhookに教えてもらったゲーム。

タイトルからミステリー系かと思って敬遠していたが、強くオススメしてもらったのでやってみたら人生観が変わるレベルのすごい作品だった。

もはや何がすごいのか言語化が難しいけど、少ないロケーション、操作で本当に色んなことを見せて、感じさせてくれる。

2時間くらいでプレイできるが、その後2時間くらいは余韻に浸る時間がある。

クリア後はこんなゲームを作れる人間がいるという事実に感動して謎の涙が出た。

What Remains of Edith Finch 『フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと』 [Indie World 2019.12.11] - YouTube

 

・Trash 2 iZotope (プラグイン)

去年 Peace Hill FXのエフェクターを手に入れて、ギターを弾くのが楽しくなった。

もはや生活の中で一番歪んだギターを聴くのはスーパーのBGMだったが、このプラグインのお陰で歪みってやっぱり良いなぁと思って、久しぶりにギターを歪ませている。

芸術的なディストーションというキャッチに惹かれて買って弾いてみたらプリセットで自分のギターの音に泣きそうになった。気持ち悪いがほんとにそう。

【Trash 2】独特なアプローチで音を「汚す」エフェクト「Trash 2」の使い方 (1/2) - YouTube

 

・イモリの水槽

イモリを我が家に受け入れる時に、友達のくぼしゅーが作ってくれた水槽を掃除の時に割ってしまったので、前より少し大きい水槽を買った。

新しい水槽を買いに行った時にどうしても前の水槽の使い勝手が良すぎて見劣りする部分があり、くぼしゅーがどれだけ工夫してくれていたかを知った。

水槽が大きくなった分何か生き物を入れたいけど、イモリと唯一共生できる生物がドジョウらしい。

ドジョウは一緒に住むには口元がキモすぎる。

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サイバーパンク2077 (ゲーム)

Bethesdaゲーでバグ慣れしていて、話題になっていたバグは全く気にならなかった。(Fallout 3をやってる時もやめ時が分からず、致命的なバグで2時間3時間のプレイが無駄になりやっとやめられるような感じだった。)

サイバーパンクな世界を歩くだけで楽しいし、サブクエストも力が入っている。

街を歩くことにだれてくるころに体を改造出来る資金が溜まり、二段ジャンプができるようになった時はまた街に違う魅力が宿った。

同じようなゲームが出ても、これほど猥雑じゃないんだろうな、初期衝動に溢れてないだろうなと考えていると、もう戻れない大学時代のようなゲームだなと思った。

サイバーパンク2077 ― [日本語吹替版] ゲームプレイトレーラー - YouTube

 

 ・Koji Nakamura Trio Live (ライブ)

長年モヤモヤしていることの一つに自分にとってのヒーローがいないということがある。

好きなバンドと対バンとかしても、曲は好きやけど特に人に聞くこともないので、好きだということを証明することが出来ず盛り上がらないまま終わるということも多い。

このままヒーロー不在の人生を送るのかと思っていたけど、この日ナカコーが出てきて一曲目のKiss歌った瞬間、ナカコーはヒーローだ!!と思った。おれはナカコーに憧れている!

電車に乗る気にならずまーやと二人でライブの感想言いながら下北から新宿まで歩いて帰った。

 

・日高シェフの動画

ついに店でお酒を出せない状況になり、宅飲みのクオリティー(特に料理)を早急に上げていく必要が出たので、YouTubeでイタリアンのリストランテアクアパッツァ」の料理動画を見始めた。

動画内で紹介される料理は真似できそうなものから、家庭内にない材料ばかりでただ見てるだけのものもあるが、とにかくこのレストランで働くシェフやスタッフに愛着が湧いてきて、新しい動画がアップされるのが待ちきれない。

日高シェフはコロナの影響で動画配信を始めたそうだが、これはおれにとってコロナに感謝する数少ないことのひとつ。

【シェフの魚料理】元祖!名物料理「アクアパッツァ」を簡単に切り身魚で作る方法をご紹介します! - YouTube

 

・家パーティー

店で飲めない分、以前なら買わなかった高めのクラフトビールに手を出すか、もしくは以前なら買わなかった量のビールを買うようになった。

昼から買い出しに行って料理作りながらビール飲み始めてという飲み方が一番楽しいなと気付いた。

好きな音楽かけれるし、安い。

写真は今年上半期一番感動したゆうたろう(Make Believeのライナーノーツ書いてくれた)のグリーンカレー

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■Still Dreamsのあゆみ

・1/22 "Live With Excuse"デジタルシングルリリース

Elefant Recordsのルイスが一番気に入っていた曲。

ずーっと前から付き合いのあるKeisuke MaedaにやっとMVを作ってもらえて嬉しい。

祭りの映像とか入れたかったけど、コロナで祭り全部なくなったしどうしよかぁとか言いながら、適当にドライブしながらアイディア出ししてる時から楽しかった。

川のシーンは生まれ育った高槻の摂津峡。20年ぶりくらいに行ったよ。

猛暑の中の撮影だったが、監督とカメラのMoe Minatogawaの執念で前田ブルーの炸裂したMVにしてもらった。

STILL DREAMS - Live With Excuse [Official] - YouTube

 

・3/19 Sleep like a pillow "My Best Shoegaze"

Still Dreamsはシューゲイズ要素もかなり薄いのに、シューゲイズ専門のメディアに声をかけてもらえるのは本当に嬉しい。

しっかりした音楽性や時代性のレビューは出来そうにもなかったので、関わったバンドとの思い出を書かせて頂いた。

Sleep like a pillow主宰のおすしたべいこさんにはMake Believeをリリースする時にメディアに送るプレスリリースの日本語版を作成いただいたり、昨年の年間ベストシングルにStill Dreamsの名前を挙げていただいたりと感謝がつきません。

www.sleep-like-a-pillow.com

 

・3/25 "Last True Love"デジタルシングルリリース

このビデオは元々全編クロマキーで背景は謎の映像を合成して、まーやがダンス踊ってるっていう昔の社会主義国プロパガンダビデオみたいにしたかったけど、ふざけ過ぎたせいか普通にNGをくらって、今リリースされている形になった。

Cloud Babiesのrengeが振り付けを考えてくれて、アー写等色んなところでお世話になっているKodai Kitanoboが全編撮影編集したバージョンもほとぼりが冷めた頃に見て欲しい。

STILL DREAMS - Last True Love [Official] - YouTube

 

・4/16 "Make Believe"ミニアルバムLPリリース

元々自主で6曲入りのEPをリリースしようとしていて、それをElefant Recordsに送ったら返信をもらい、8曲入りのミニアルバム+カップリングの4曲をリリースすることになった。

今までは曲が全て完成して準備が整ってからリリースの準備をするというやり方だったが、今回初めてデッドラインがあってそれに向けて完成させていくというやり方で、最初はスペインとの7時間の時差があるやり取りと、本当にそんなペースで曲を作れるのかという不安で消耗してしまったが、出来上がってみると去年のおれたちそのものだなと思えるものが出来た。

慣れない作業も多く、たくさんの友達に助けてもらい、本当に感謝しています。

末長く聴いてもらえたらこれ幸い。

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stilldreamsmusic.bandcamp.com

 

・4/16 Anorak citylights インタビュー

インタビューと言えば、質問のリストが送られてきて、時間のある時にそれに答えを書いていくというものだったが、Anorak citylightsのインタビューはLINEでの対話形式だったので、リアルタイムで直感的に答えられて新鮮だった。

その分、まとまりがなかった答えを宅イチローさんがうまく編集してくださった。

イチローさんの質問や受け答えにたくさん気になることがあったので、もしお会いできる機会があれば、次は僕から色んなことを聞いてみたい。

ongakushitz.hatenadiary.com

 

・6/10 Histéricas Grabaciones ビデオインタビュー

スペインのブログ?からビデオインタビューと聞いて、無理だ、断ろう!と思った。

長年の社会生活の結果、苦手なことには脊髄反射的にノーという体になってしまったが、このままじゃ何も変わらないぞ!と思い直し頑張った。

最初は二人で英語で答える動画を用意したけど、あまりにも発音が悪く、しかも語彙が乏しく短い返答になり、とてもプロモーションになると思えない動画になったので日本語で撮り直した。

histericasgrabaciones.com

 

・6/23 "One More Kiss"デジタルシングルリリース

やってみたいことの一つだったアルバムからのシングルカット。

デジタルシングルだが、一つ夢が叶った気分になった。

中学とか高校の時、好きなアルバムから未発表曲と一緒にシングルカットされて、MV見て更にアルバムのこと好きになりませんでした?

ビデオは今回の制作で唯一面識がなく、Twitterピクセルアートを見てファンになったDONGさんにお願いした。

B面はCメロをテーマリフで進んでいくという曲を作りたくて出来た曲。

STILL DREAMS - One More Kiss [Lyric Video] - YouTube

 

・6/23 Apmusicales "Epic Concerts" 

記憶に残っているライブということでまーやと見に行った2013年のサマーソニックでのNEW ORDERのことを書かせてもらった。

あの時はほんとは2時間のライブが40分になったし、しかも別に好きじゃないJoy Divisionの曲が多かったので、コロナで延期延期になっている来日公演、バーニーが弱ってライブしたくなくなる前に早めに開催お願いいたします。

www.apmusicales.com

 

□上半期ゴリ聴きアルバム

・fuvk "imaginary deadslines"

fuvk.bandcamp.com

 

・Glades "Planetarium"

Planetarium - YouTube

 

・Axolotes Mexicanos "3"

axolotesmexicanosmusic.bandcamp.com

 

・Alek Hidell "RAVOT"

alekhidell.bandcamp.com

 

・Teenage Wrist "Earth Is A Black Hole"

teenagewrist.bandcamp.com

 

・Sasha and the Valentines "So You Think You Found Love?"

sashaandthevalentines.bandcamp.com

 

・Ganges "Dime Algo (bonito)"

GANGES - Árbol Deku (Audio oficial) - YouTube

 

・Babygirl "Losers Weepers"

Million Dollar Bed (Official Music Video) - YouTube

 

ただでさえコロナで変な生活を強いられている時に、ジャンプ1ミリも通ってないんじゃないかというような正義感のない嫌なニュースばかりだったので現実逃避の曲作りは捗ったが、そろそろもう勘弁して欲しい。

アルバムの曲が出揃ったきたので、下半期はモリモリ準備してくぞ!!

まずは7/10のライブよろしくお願いします。

このご時世ですが、新しいイベント始めます。

Still Dreamsはまりもくんと香川くんfrom Mariana in our Headsとのぞみんにサポートしてもらい5人編成でライブします。

バンドセットでのライブほんとに楽しみ〜!

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2020年

■印象に残っているゲーム  

・Ancestors: The Human Kind Odyssey

独創的部門1位。

猿から人間に進化していく過程をゲーム出来る時代に生きていて良かった。  

Ancestors: The Humankind Odyssey - Official Gameplay Launch Trailer - YouTube

 

・Fallout76

NPCが帰ってきてシリーズの他の作品と同じくらい面白くなった。

この世界に呼び戻してくれたMemoryhookに感謝。  

『Fallout 76』 Wastelanders 公式トレーラー第2弾 - YouTube

 

・Life Is Strange

もはや今年のテーマとなったタイトル。

何がどうなって自分がこんな状態におかれているのか把握できないという高校生の時の気持ちを思い出した。

クリア時は幼少時代ばりに号泣した。  

ライフ イズ ストレンジ: シネマティックトレーラー - YouTube

 

・The Outer Worlds

銀河をかけた騙し合いに胸が熱くなり、去年の正月休みに一気にクリアした。

このゲームに出てくるパールヴァティーにはFF10のユウナ以来本気で恋した。曲も出来た。

『The Outer Worlds』 プロモーションビデオ - YouTube

 

  ・The Last of Us PART.2

やっている時の半分以上は辛い気持ちだけど、見届けないとという思いからやらずにいられない。

楽しく快適なプレイを求めたり、良いストーリーに感動するだけがゲームじゃないと分かった。  

『The Last of Us Part II』 (日本語版)ストーリートレーラー - YouTube

 

■今年、自分を支えてくれたものたち

・珍夜特急(本)

コロナで急に海外に行くことができなくなり、その反動で紀行文を読むことが増えた。

その中でもダントツでハマったのがこの珍夜特急だった。

沢木耕太郎の名作、『深夜特急』はバスでユーラシア大陸を横断していたが、この本はバイクで同じようなルートを辿る旅。

人懐っこい文章で、作者はおろか、この本に出てきた人物みんな友達になったような気分だった。

シーズン2も最高に面白かった。

www.amazon.co.jp

 

スプリング・ブレイカーズ(映画)

体調を崩して仕事を休んだ時は動きなくないのでひたすら映画を見る。

そんな時になんとなく流していた映画だったが、局面が進むにつれて、応援と同情と共感で泣き出したいような気持ちになった。

このまま最後まで行けたら楽しいやろうなぁという時に、ふと心によぎる得体の知れない常識や社会規範に囚われず行動したいと思った。  

www.youtube.com

 

・麺や ゆた花(ラーメン)

梅雨の時期に、急遽何曲か作らないといけなくなった。

普段通勤に往復四時間かかっているが、それも本読んだり、映画見たりして苦じゃないけど、この時ばかりは時間が足りなくなったので、職場近くにホテルを取って通勤時間を激短縮した。

その時に、見つけたラーメン屋で初めの日の夜になんとなく食べに行ったが美味すぎてそれから三日連続で通ってしまった。

猪出汁のラーメンが食べられると思うと、一心不乱に曲作りが出来た。  

tabelog.com

 

・GPD WinMAX(ゲーミングPC)

平日はPS4をつけて、ガッツリゲームする気分ではないけど、まだ寝るには早いし布団の中で一、二時間だけゲームをしたいという時が多く、給付金でモバイルゲーミングPCを買った。

画面のサイズはスイッチくらいで、SteamやEpic Gamesでリリースされたゲームがコンソール機に移植されるのを待つストレスがなくなって良かった。

携帯機でFallout New Vegasをプレイできる日が来るとは・・。  

https://www.gpd-direct.jp/gpd-winmax

 

NEW ORDER "Be A Rebel"(音楽)

3月に予定されていた来日公演がなくなってしまい、もう下手したら活動しないのではと考えていたら急に新曲が出た。

NEW ORDERは"Waiting for the Sirens Call"から歌詞の作り方が変わっていると思っていて、それまでは美や理想の追求がメインだったけど、あのアルバムから、自己肯定・自己暗示していく歌詞が増えて、それが謎に啓蒙というか応援に繋がってる気がする。

この曲とか"Sugarcane"はその境地で、これで良かったんだという思いで涙が出てくるよ。

www.youtube.com

 

  ・リアムギャラガー "As It Was"(映画)

いまだに雄太郎と飲みに行って盛り上がる話題の一つはオアシスのベストアルバムは何かという話で、それだけオアシスが好きなのでそれ以降の兄弟の作品は追いかけていなかった。

たまたまラジオで聴いたリアムの二枚目のアルバムの"Glimmer"を聴いて、良い曲だなぁと思ってソロを聴き始めたタイミングでドキュメンタリー映画が上映された。

映画の中で一番印象に残っているのは"おれは同じことをやり続ける。ただ前より良くやり続ける"というようなことを言っていたことで、これはGay Vegan Vinyl Cassettesの梶原さんが"スタイルの確立と、同じことをひたすら繰り返し少しずつでもブラッシュアップすること。"と言っていたのに似てると思った。

自分の曲作りも同じようなものの解像度をひたすらあげていきたい。  

www.youtube.com

 

・Peace Hill FX プリアンプ(プリアンプ)

初めてエフェクターを買って音が自分の好みになって嬉しくなっていつまでもギター弾いてしまうっていう感覚を取り戻せるようなツインリバーブのプリアンプ。

次のアルバムかなんかではもっとギター入れた曲作ろう。

こーじ作ってくれてありがとう。  

https://www.instagram.com/peace_hill_fx/?hl=ja

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■Still Dreamsの歩み

・2/22 エイプリルブルーpresents. "Maiden Voyage"

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全然普段連絡取ったりはしないけど、菅くんは数少ない同世代の同志という感じがするので、大阪でライブをする時に誘ってくれるのは本当に嬉しい。

世に出す曲数が半端なく多いけど、めちゃくちゃストイックに頑張っているというよりは音楽好きすぎてボコボコ溢れ出てるって感じなのも尊敬している。  

最多の6人編成でライブした。いつもサポートしてくれてありがとう。

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・6/27 Miles Apart Records pre. "Moments"

milesapartrecords.bandcamp.com

機会があってMariana in our Headsのサポートギターをさせてもらうことになり、ギターをコピーしてるうちに今までの引き出しとは違うフレーズ作りを勉強出来た。

それを活かして作ったのがUltra Doomedで、村上さんに声かけてもらって、このコンピに入れてもらえて本当に良かった。

ぜひカセットテープで聴いて欲しい。  

 

・10/16 Ultra Doomed / Envyリリース

www.youtube.com

コロナで外出自粛になってる間に作った6曲をこーじにミックスしてもらって、7月くらいに出そうかなと思っていたらダメ元でその6曲を送っていたElefant Recordsが声をかけてくれて、リリースしてくれることになった。

Ultra Doomedのビデオの監督はアー写も撮ってくれてるKodai Kitanobo(職場の先輩)。

打ち合わせと称して仕事終わりに飲みに行って、ちょっとずつすり合わせていくとこからもう自分が好きな感じのができるやろなと思っていた。

撮影したのはいつも仕事帰りに一緒にタバコを吸っている中之島

通勤で通り過ぎるだけにしてはあまりに綺麗すぎるので、こうやって映像に残せて良かった。

Envyはかなり昔にデモを作っていたのをStill Dreams用にアレンジして、のぞみんにベースを弾いてもらった。

もはやのぞみんにベースつけてもらう時に何か注文することはない。

いつも急に頼むのに最高のベースを返してくれてありがとう。

この曲出して一番嬉しかった感想は"Kawaii ver. Robert Smith"というもの。  

www.youtube.com

 

・12/5 Year-End Party "Life Is Strange"

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去年も松本に呼んでくれた一世くんが企画したライブ付き忘年会。

会場にチェキが置いてあって、そこにいる人たちが勝手に撮影していって、どんどんいろんな人の写真が増えていくのを見ているのはその場にいる人たちだけの秘密のSNSが出来たみたいでドキドキした。

一世くんが「30歳をすぎてから出来た友達はなんとか」って言ってて良いなぁと思ったけど、酔っ払って忘れた。

会場の井戸の底は理想の場所で、まーやが飲みすぎて歩けなくなってなかったらたぶん朝までいたよ。

このイベントが理想すぎたのでもう今年はこれ以外忘年会はしないかもしれない。

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人生最大の敵は"めんどくさい"(出典:グリーンヒル)であることがマジで身にしみてくる32歳。

せめて楽しいに繋がるめんどくさいだけは速攻終わらせる気概を身につけたい。

今年の残りはサイバーパンク2077に溺れて、来年は今年準備してきた曲やビデオがリリースされていろんな場所に行けることを願ってます。

 

■たくさん聴いた曲

HONNE - la la la that's how it goes - YouTube

Video Age - Aerostar (Official Video) - YouTube

The Bilinda Butchers - Low (Official Lyric Video) - YouTube

カルマセーキ「デイドリーム」 Karmaseki / Daydream - YouTube

The Weeknd - Blinding Lights (Official Music Video) - YouTube

Origami Angel - 24 Hr Drive-Thru (Official Music Video) - YouTube

Danny and John - YouTube

2019年

■ベストフード

・桜井ワールド食堂&バル(桜井駅)

桜井市場 ワールド食堂&バル - 桜井/定食・食堂 [食べログ]

色んな国の人が持ち回りで店主をしているバル。

各国のマスターが作り置きしているインド、タイ、中国料理等の各タパスが300円なので、気軽に楽しめる。

閉店も早いので絶対家に帰れる。

 
・ナーガカリー(天満駅)

ナーガ カリー - 天満/インドカレー [食べログ]

今年はカレーにハマったので、外食の半分以上はカレーだったけど、その中でも一番美味しくて安めのナーガカレーがベスト。

サツマイモベースのカレーに衝撃を受けた。

来年は自分もカレーのレベルを上げていきたい。

 
・いかやき やまげん(京橋駅)

いかやき やまげん - 京橋/お好み焼き [食べログ]

とりあえず京橋着いたから飲みたいけど、まだご飯食べてないなぁって時は大体ここにいく。

いかやきが美味しくてしかも安い。スタンダードはたまご入り、カラシマヨらしい。

カウンターの背もたれがプチハンモックみたいになってて、居心地が最高。


チーター(京橋)

立ち呑みチーター - 大阪城北詰/立ち飲み居酒屋・バー [食べログ]

もはや殿堂入り。

今年から急に料理に目覚めたが、それも多分ここの影響。

ノリがダイゴズキッチンで、旨いものに旨いもの掛け合わせる天才だと思う。

 


■ベストソング

今年よく聴いた曲をBotanic Gardenに書かせてもらった。

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ベスト歌詞はYesterday Coke HighのApartment Blue。

"同窓会の帰り

グラス片手にあいつ

あれほど夢中になれたのは良い思い出ってそう言った、そう言った"

自分がずっと夢中になっているものは周りの友達とかはとっくに飽きて次のステップに行って自分だけ取り残されてる。

おれは同じところにいるのに、勝手に自分が若かった時の思い出の一ページに加えんな!という気持ちかなぁと勝手に思っているけど、どうなんですかね?

 


■ベストゲーム

・Telling Lies (iOS)

YouTube

最近の人は何か検索しようと思った時に、Googleではなく、TwitterInstagramで検索するらしい。

膨大なデータが入っているPCの前に座っている主人公はひたすらそのPCの中を検索して、ビデオ等の登場人物の人間関係や、背景にある出来事を理解していくADV。

検索は単語で行い、その単語に一致したセリフがあるビデオが出てきて、そのビデオを見て新しい単語を検索して・・の繰り返し。

検索した時に欲しいのは事実じゃなくて、アイツがこの単語に対して何て言ってるかだけ!


・レイジングループ (iOS)

YouTube

ひぐらしの鳴くころにのファンならハマるような、ド田舎風習呪術残酷ADV。

 ハマりすぎて久しぶりにゲームで徹夜した。


・Celeste (Switch)

YouTube

死にゲーとは言われているものの、ステージ(リスタート地点)は神経質なほどに細かく分かれており、死んでも大抵ほんの10秒前に戻るだけなので、ストレスもない。

死亡回数が500回を超える頃には主人公マデリンに感化され、次こそいける!僕はやれるぞ!とポジティブな人間になっている自分に気づいた。

そして、プレイを進めていくうちに、ただただ山を登る作業ゲーではないことを徐々に知っていく。

あとBGM(SEも)が尋常じゃないくらい良くて、この秋はひたすらサントラ聴いていました。

 
・Axiom Verge (Switch)

YouTube

横スクロールアクションで、アイテムを拾いながら強くなっていき、大きいボスを倒していく・・というとよくあるメトロイドヴァニアにしか聞こえないが、このゲームの凄いところは他のメトロイドヴァニアがシステムや他のジャンルとのミックスに急ぐ中、シナリオに着目しているところ。

そして、世界観を存分に感じられるステージ構成、特殊なアイテム(画面のバグったところを修正したり、敵をバグらせることも出来る)も他にはない味わい。

詰むほどではないが、次にどこに行けばいいか分からなくなることもある。

そこで前行ったステージに戻るとよく見たらあんなとこにアイテムが!通路が!ということもあり、かなりしっかり遊べます。

一人の男が誰にも頼らず5年かけて完成させた名作をぜひ!2も発売されることが最近発表された。

2のリリースを楽しみに来年は生きていきます。

 

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■Still Dreams活動記録

 
・1/13 Sobs Japan Tour 2019 @socorefactory (大阪)

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Still Dreamsのはじめてのライブ。

機会をくれたFor Tracy Hydeの菅くん本当にありがとう。

ライブメンバーはMariana in our Headsのマリモくん、香川くん、youthcomicsの大日野くんの5人編成。

香川くんにシンセベースを弾いてもらうようお願いしてたんやけど、人力でやるにはキツすぎる8分の連打で、練習の間に運動部のように腕をアイシングしてたので反省しました。

Sobsのライブ神がかってたなぁ。


Sobs

For Tracy Hyde

Helsinki Lambda Club

Crispy Camera Club

Still Dreams

 

・4/27 肥脸运动会 @Puppy Fat Store(深セン)

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Puppy Fat RecordsのShikaから深セン遊びに来てなんかやる?って聞かれたので、Cloud Babies誘って4人でGWに遊びに行ってきた。

アジト感のあるPuppy Fat Storeでライブをして、最高の料理と景色を堪能した。

ライブは2人編成ではじめてやってみて、急ごしらえ感はあったにしろ、とりあえず2人でもライブやってみるか!という気持ちを持ててよかった。

5日滞在してライブ二回しかしてないので、正直観光的な要素が強くて毎晩遅くまで遊んで楽しかった〜ってのが1番の感想。


Atta Girl

Still Dreams

Cloud Babies

Acoustic Radiation Force

 

・4/30 Live Radio Set @HKCR (香港)


飲食店で軽くライブやるって聞いてたけど、着いたらラジオ局でのライブやって、映像も音声も放送されるってその場で聞いた。

5日間滞在の最後の日だったので、ライブ終わってアテンドしてくれたみんなが1人ずつ帰っていくの寂しかったなぁ。

毎日3〜4時間くらいしか寝てなくて夜遅くまで遊んでたので、まーやは帰って高熱出してた。


Cloud Babies

Still Dreams


この深セン・香港滞在が楽しすぎたので、ビデオ作った。

YouTube

 

・8/31 Lesson Learnedリリース

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フィジカルはカセットテープでMiles Apart Recordsから、デジタルはbandcampとサブスクでMelt Recordsからリリースしてもらった。

自分のやりたいことはかなり限られていて、そんな技術的に難しくないことなので、日記のように曲を作っていくのが理想。

Miles Apart Recordsの村上さんや、Melt RecordsのDerwinさん、ミックスしてくれたこーじ本当にありがとう。

そして、取り扱いしてくれたお店、聴いてくれた方々に感謝!

 

・番外編10/12 Pictured Resort Release Party (大阪) @socorefactory

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Pictured Resortのゆうたろうと魯肉飯カレーのフードを出展しようと思ったが、台風でイベント中止。

さすがにライブとフード出店になると荷物が多すぎて当日どうやって運搬しようとも思っていたが、ゆうたろうとリハーサルまでしていたので、中止になってやはり残念だった。

当日は意外と雨風なかったので、ゆうたろうの家で悲しみのビリヤニパーティーをした。(美味かった。)

 

・11/16 instore live @Record Shop Andy (名古屋)

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Cloud Babiesが企画してくれて初のインストアライブをした。

最初Cloud Babiesの土屋に誘われたときに楽しそう!ってだけで行こ!って言ったけど、Cloud Babiesのライブ見てたらMCでStill Dreamsが新しいアルバム出したからリリースツアー的に活動できるように誘ってくれたことがわかった。

普通に土屋とさっちゃんが良いヤツ過ぎて今年イチ感動した。感謝したりず申し訳ない!

会場のAndy Recordsの窓の外からは繁華街を歩く人たちが見えて、街を行き交う人たちを見ながらライブするのもシュールで良いなぁと思った。

ライブ終わって色んなエスニック料理食べながらめっちゃ飲んで楽しかった。

タピオカ粉で揚げた唐揚げはマジでヤバいぞ。

 
Still Dreams

Cloud Babies

 

・11/23 Neverhoods Neighborhoods #3 @give me little more.(松本)

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5年前にジュブで富山に行ったときに対バンしたCassette Tape Echoの一世くんが松本でイベントをしていて、ライブに誘ってもらった。

バンドセットでMariana in our headsの香川くんとまりもくん、運転で山下さんに着いてきてもらって車で行ったが、渋滞にハマった上にKinKi Kids全曲流すみたいなラジオしか電波が入らない地獄みたいな状態で松本に向かい、Marking Recordsに着いたときにウェルカムドリンクって言ってハートランドの瓶渡してもらったときに全て報われた気がした。

イベントは会場もDJもバンドも最高で、お客さんもさすがに酸欠なるんじゃないかっていうくらい盛り上がっていた。

(DJのyucoさんが「毎回こんな感じですよ」って言っててビビった)

 

Still Dreams

NEHANN

cassette tape echo

nu

 
DJ

yuco

nu

 

・12/14 Up A Tree vol.2 Pop Weekender @育音堂音乐公园(上海)

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またPuppy Fat RecordsのShikaに誘ってもらって今度は上海でライブした。

Botanic GardenというインディーポップのFanzineを作ってるShiyuと奥さんの思彗に色んな見たことないご飯に連れて行ってもらい、日本に入ってきている中華料理はごくわずかだと知った。

Luby Sparksのライブは往年のシューゲイズバンドをリアルタイムで見ているようなかっこよさがあったし、Pictured Resortはサポートメンバー含めバイブスぴったし合ってて、2ndの曲初めてライブで見れて良かった。

まーやがリハ直前まで爆睡してて、さすがに会場移動しようと起こしたら、「Still Dreamsってバンド名なんやから夢から醒めたてがちょうどいいわ!」みたいなこと言って寝癖バシバシでライブしててすごいやつやなと思った。

まーや、もうスーツケースの鍵忘れるなよ!!


Pictured Resort

Luby Sparks

Still Dreams

 

12/22 I fell in love last night vol.1 @堀江コベントガーデン

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ボーナスが出たの嬉しすぎて、ライブ前日にDAW周りの総入れ替えしたら、前使ってたソフトが古過ぎて、今のDAWでは曲のプロジェクトが開かなくなり、冷や汗で体ベチョベチョになった。

なんとか復旧できて良かった。

地元が大阪なのに、全然大阪でライブに誘ってもらえず寂しかったので、今年最後のライブを大阪で、最高のクリスマスパーティーで締めくくることが出来て嬉しかった。

もっとクリスマスっぽい格好すれば良かったとまだまだ後悔している。


The Harriets

DEATH BY DUMPLING

still dreams

kailios


DJ

RYU

HARADA

MOKUO

 

 

Still Dreamsは音源も宅録やし、どんなライブするか想像出来ないやろうに、こんなに色んなライブに誘ってもらえたのは本当にありがたい。

そして、バンドセットのライブをサポートしてくれたMariana in our Headsのまりもくん、香川くん、youthcomicsの大日野くんにも本当に感謝!

もっともっと良いライブが出来るよういろいろ考えていくので、来年もたくさんライブ出来たら嬉しい。

 

来年に出そうと思ってたアルバムの曲のプロジェクトがDAWの入れ替えで(いくつかを除いて)開けなくなったので、もう諦めて心機一転年末年始の休みでガツガツ曲を作っていこうと思います。

もしご都合あえば来年もよろしくお願いします!

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2019上半期

フードベスト3
チーター(京橋)
ゆうたろうが連れて行ってくれた立ち飲み屋。
何か食べ物オーダーしても「こっちの方が美味いで!」って全然違うもの出してくれるけど、確かにめちゃくちゃ美味いので文句ない。
タイ風焼きそばがお気に入りなので、この前オーダーしたらタイ風イカ炒めが出てきた。それもうまかった。
トマトチューハイにタバスコと胡椒足す「飲むピザ」を学んだのもここです。
 
北摂スパイス研究所(箕面)
夜は立ち飲み屋で、昼はスパイスカレー屋さん。
二週間ごとくらいに期間限定カレーが出るんやけど、この前のカンパチ出汁の鳥キーマカレーが美味すぎた。
しっかりカンパチの味するのにカレーとマッチしていて最高でした
もしおれが死刑囚になったら、最後の晩餐はカンパチ出汁の鳥キーマカレーでお願いします。
 
一刀流らーめん(石橋)
こーじが昔教えてくれて、それからずっと通ってる醤油ラーメンのお店。
夏限定の冷やし魚貝(水ナスがめちゃくちゃ美味い)がオススメやけど、何食ってもそれぞれの美味さある。
家から20分にこの店があってよかった。
 
ライブベスト3
・Thud (2019.06.15)
神さま、こんなに気持ち良い音楽を聴かせてくれてありがとうという気持ちやった。
頑張って人生を生きて、死後はThudの音楽が流れているような穏やかな世界に辿り着きたい。
あんまり自分のヒーローみたいな人は今までいなかったけど、あのギターの人には大変憧れています。
 
・The Embassy (2019.06.01)
往年の名曲達がどんな感じで演奏されるんやろうと思って行ったら、めちゃくちゃリラックスしたライブだった。こんなに緩い来日公演のライブは昔対バンしたTrixie's big red motorbike以来。(中学生くらいの娘をバンドメンバーに入れた親子の発表会みたいなライブだった)
ライブ後の感想は「あの曲も、この曲もやってないのにもう終わってしまった」って気持ちでいっぱいで、こういうもっと見たいってライブ後の気持ちは久々やなぁと思った
 
・Sobs (2019.01.13)
youthcomicsの大日野くんが知り合ったばかりの2、3年前にシンガポールのSobsってバンドが良いって教えてくれて、それからずっと好きだったので、生で見れて、しかも大日野くんにもサポートしてもらって自分のバンドと対バンするって夢みたいだった。
Sobsのライブは映画の中の演奏シーンみたいな高揚感と何故か切なさがあった。
 
アルバムベスト5
・Patience "Dizzy Spells"
各曲のクオリティが格段に上がったNew Orderという趣き。
White of an eyeとか全メロNew Orderパロってるんじゃあないかと思った。
 
・Charlie Bliss "Young Enough"
1st出た時に女版Weezerみたいな言われ方でピンと来なくてあまり聴いてなかったけど、このアルバムはめちゃくちゃメロディ好みです。
CapacityとかFountains of wayneが歌いそうな良いメロ。
 
・Hatchie "Keepsake"
私もWhy don't you stay with me?に撃ち抜かれた一人です。
このアルバム聴いてて、リズムパターンが2000年代のリバイバルに突入したと感じた。
 
・Ducktails "Watercolors"
これまでで一番好きなアルバムだった。良い。
もうあんまり聴いてる人多くはないかもしれんけど、これはスルーするのはもったいない出来栄え。
 
・Pure Bathing Culture "Night Pass"
先行シングルのDevotion聴いた時点で、アルバムが名盤なのは約束されていた。
質感そのままで、ちょっとアッパーになって、それに呼応するようにボーカルのクセが進化しててビビった。
 
ゲームベスト3
・Prey (Arkane Studios, Bethesda)
"舞台は“ティフォン(地球外生命体)”に襲われ、生存者のほとんど以内宇宙ステーション「タロス1」。プレーヤーは記憶を失った科学者モーガン・ユウとして、この謎だらけの世界で生き残りを賭けて戦わなくてはならない。"
 
スペースSFホラーで、一人称視点、アクションアドベンチャーで、宇宙船探索って!それもう全部やりたいことやん!と思って買ったんですが、予想以上にやりたいことでした。
Preyのすごいところは、何か目的を達成するための手段がめちゃくちゃたくさんあるところ
"例えば,通れないドアがあったとしよう。これが電気式ロックで閉まっているのなら,まずキーカードやキーコードを探すわけだが,「ハッキング」のスキルを伸ばしてミニゲームをこなし,開けてしまうという手もある。もし重い箱でドアがふさがれているのであれば,「レバレッジ」のスキルを手に入れて,強引に持ち上げてどかしてしまうという方法がある。もちろん,別のルートを探してもいいだろう。"
宇宙船を探索して集めた資源を分子成型機にぶち込んで何を作るかでプレイもめちゃくちゃ変わる。
何より地球外生命体が不気味すぎてずっと緊張しながらエンディングまでいけました。
 
舞台はカルト教団エデンズゲートに占領されたアメリカの片田舎。
カルト教団は祝福と呼ばれるドラッグをそこら中で栽培して、住人を洗脳状態にしている。
主人公は教祖を逮捕しにきた保安官やけど、教団の抵抗のせいで、ヘリを爆破されてこの地域で孤立無援になる。
点在するレジスタンス達と協力してこのホープカウンティという土地を解放していくゲーム。
他のゲームとは一線も二線も画す景色、動物の挙動、ドラッグ描写が美しかった。
ぜひハイパーハードボイルドグルメリポートと合わせてどうぞ。
 
 
・7 DAYS TO DIE(The Fun Pimps)

めちゃくちゃすごいと思ったのは、このゲームは発売されてはいるけど、まだ開発中で、全然完成はしていない。
とりあえず形になったところでリリースして、買ってくれた資金でゲームを開発、拡張していくスタイルで、新しいデータが入るとゲームにアップデートが入る。
まだストーリーもなくて、ひたすら7日ごとに攻めてくるゾンビの攻撃を建築物や罠を使って切り抜けるゲームやけど、既に面白い。(空腹、喉の渇き、体感温度、病気、怪我の概念があり、それぞれ管理しないといけない)
 
似たような感じで、No Man's Skyは完成品を後からアップデートしまくって評価上げまくったけど、この「一回リリースしたけど、やっぱりこういうゲームにするからもっかい遊んでみて〜」って感じ、ほんとネットワークに感謝。
 
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上半期のハイライトはStill Dreamsで深圳・香港のミニツアーに行ったこと。
ツアーと言っても、5泊6日で2回しかライブしてなくて、ほとんど一緒に行ったCloud BabiesとツアーをアレンジしてくれたPuppy Fat Recordsのメンバーたちと、Atta GirlのJovi、上海から来た友達のShiyu・Sihuiと遊びまわった。
毎晩遊び終わってホテルの部屋に帰ってきたら、その日撮影したりもらったりした映像を編集してビデオを作った。

 
今まで結構でかい失敗も「若かったせいで片付けるさ」の精神で不問にしてたけど、30歳になって言い訳なしのガチファイトが始まった感じがして、背筋に冷たいものが走ったり、NetflixPS4が提供してくれるものがあればフルになれると思うこともあるけど、何か作ると思いがけない幸せにぶつかることがあるし、ストレス溜まると曲作りたくなるし、引き続き音楽を作っていきたい。
下半期も何か出来ればと考えているので、その節は何卒よろしくお願いします。

2018ベスト

▪︎ご飯ベスト3
・La Costa
去年くらいに箕面駅の近くに出来たメキシコ料理屋さん。
一品がちょっと高いかなという値段設定かと思いきや、ボリュームがやばいパターンの店。
タコスとかナチョスとか定番のメキシカンももちろん美味しいけど、一押しはスパイシーポテトとワカモレ。会話がなくなり、「美味い」だけになる。
https://tabelog.com/osaka/A2706/A270603/27096280/

・味らい
ゆうたろうに教えてもらった京橋の全部うまい中華料理屋さん。
ちょい飲みセットは1200円で一杯と餃子一人前+2品付いてくるので、満足度高い。さらにやばいのが生搾りレモンチューハイを200円でおかわりできること。今年はちょい飲みからのおかわりのコンボで何度も沈められた。
https://tabelog.com/osaka/A2701/A270107/27085176/

・松坂牛麺 吹田店
くぼしゅーに教えてもらったから吹田のラーメン屋さん。
思い出しただけでヨダレが出るほど美味しい、松坂牛がトッピングされたラーメン。でも本当にすごいのは出汁スープなので、別に松坂牛なくてもめちゃくちゃ美味い。今は1080円やけど、3000円までなら出しても惜しくない。
https://tabelog.com/osaka/A2706/A270602/27042705/

▪︎映画ベスト3
アンダー・ザ・シルバーレイク
イット・フォローズとかアメリカン・スリープオーバーみたいな良くできた映画を見に行ったら、何が起こってるのかよく分からないが、説得力のある画面がひたすら続くので目が離せなかった。オアシスで言うとBe Here Now。今創作の勢いすごいんやろなって伝わってくる。

RAW〜少女のめざめ〜
エンタメとして楽しめるギリギリの描写がいくつかある青春ホラー?映画。信じられないシーンがあってそれだけはしたらダメやろ!と思わず突っ込んだ。まーやはグロいシーンあったらすぐ嫌な顔してどっか行くけど、この映画だけは最後まで見てた。

カメラを止めるな!


▪︎ライブベスト3
・Night Flowers @心斎橋Conpass 11/09
アルバムのリリースツアーかと思いきや、新曲めちゃくちゃやってくれて嬉しかった。
前一緒にツアー回った時よりもパフォーマンス極まってて、音源聴いている感じより8割り増しでエモさある。
North聴けなかったのだけ残念だった。

・youthcomics @Socore Factory 09/02
初めて黒船で来たペリー見た時の日本人はこんな気分やったやろうなと思うくらい圧倒的なライブだった。
音源聴いてオートチューンけっこうきつめにかけてるかと思ってたボーカルを生で聴いてそのままのピッチの安定感やった時本当にビビった。

・RIDE @なんばハッチ 02/21
今年のはじめの方に出してたEPの中のCatch You Dreamingって曲の歌詞が好きでまさか生で聴けると思ってなかったのでやってくれて嬉しかった。
この歳でも世に対するエクスキューズを曲にしてるって時点でグッと来ないですか?
We've done nothing wrong
It's just who we are
No need to apologize
Work it out this way...

▪︎アルバムベスト5
・Fickle Friends - You Are Someone Else
全曲シングルかと思うくらいの作り込みでしかも16曲入り!
今年一番再生回数多いアルバム。
結構飲んだパーティ中にふと我に帰るって色々考えるけど、ベロベロなので思考が両極端になってるって時のことを歌ってると思ってるHard To Be Myselfが一番好き。

・Crozet - Running Time
2013年くらいのコンピに入ってたBefore Tomorrow, Nookaを久し振りに聴いたらめちゃくちゃ良くて調べてみたらちょうど新しいアルバム出したとこやった。
このアルバムはハローサマー、グッドバイのためのサウンドトラックを作ってくれたと勝手に思っている。

・Kero Kero Bonito - Time 'n' Place
ハルカリ感が消えたのは残念やけど、イロモノっぽくなくなって全曲良い。
何歳になっても、Only Actingのソロパートの爆発したみたいな演出にやられてしまう。

mabanua - Blurred
上に書いたメキシコ料理屋のLa Costaでかかってて、Shazamするけど、何もひっかからなかったので店員さんに聞いて教えてもらった。
歌詞見たら日本語でビックリした。
夜が来ればまた会える〜

・Vansire - Angel Youth
謎のタイミングでこーじがアナログをプレゼントしてくれてめちゃくちゃ聴いた。
チルウェーブ勢がガチさを帯びていく中こういう音像が聴けるのは本当に嬉しいし、聴いてると何故か人の日記見てるようなやましさと親密さを感じる。
VansireとWork Drugsの製作ペースは参考にしていきたい。

▪︎曲ベスト5
・Babygirl / NY/LA
Niche Musicで紹介されていた。
通勤の時に聴いていて、こんなセンチな気持ちのまま会社行かなあかんのか!と絶望した。
DA PUMPのUSAの最強センチバージョンな歌詞も最高。
I was so New York
You were so LA
Somewhere I can visit but I just can’t stay
You’ll be on sunset
I’ll be on the subway
Wishing that the angels would have looked my way
Wishing every stranger didn’t have your face
Cause I was so New York

・The 1975 / It's Not Living (If It's Not With You)
アルバム全曲好きというわけじゃないけど、この曲だけ異様に好きで聴きまくってる。

・Towkio / Symphony
上空10万フィートからリリースすると聞いたときは聴けんかと思ったけど、普通に配信されてた。
ララランド的にエンタメ性を極限まで高めた形っていう感じがする

・American Pets / Dying Alone
大日野くんに教えてもらったバンド。
まーやが歌詞をめちゃくちゃ気に入って文字通り一日中聴いていた。
All I wanna do is make friends but
That would cost me, I'll stay home
I'm dying alone
All I wanna do is feel love but
Too much envy, I'll stay home
'Cause I'm already dead

MGMT / Me and Michael
今年イチのアンセム
ビデオのストーリーも好き。
この曲はカラオケに入ってるのでみんなで歌いましょうよ。

▪︎ゲームベスト3
※今年プレステ4買ったので、今年リリースじゃないやつばっかです。
Fallout 4

よく「〜を超えるのは〜しかない」みたいなの見るけど、正にFalloutを超えるのはFalloutしかない。
早く76もソロで遊べるようにパッチ当てて欲しい。

・Dying Light
ゾンビ×オープンワールド×パルクールってそんなんはまるに決まってる。
しかも何から何までFar CryとかアサクリとかSkyrimとかから良いとこどりで遊びやすさも抜群。
ゼルダの伝説が発明したフックショットはここで究極点を迎えている。

・Horizon Zero Dawn
人類の文明が崩壊してから1000年後、世界は動物を模した機械生命体が闊歩しており、人類は原始的な狩猟をする生活に戻ってしまった。主人公は女性のハンター・アーロイとなって、機械獣を狩りながら、自身の出生の秘密や、この世界の真実に迫る。
この紹介文でピンと来たら絶対やった方が良い。
 
来年もよろしくお願いします。

2018年上半期

・2018年上半期によく聴いたやつ

 

アルバム単位やと、TriathalonとDJ Kozeをめっちゃ聴いた。

あと、Candy Operaの再発アルバムもめちゃくちゃ好きだった。

youtu.be

 

 

Wallflowerのアルバムも出ます。

トレーラー映像は2015年のNYC Popfestに出た時のもので、

もはや他人事のような感じで、良いなあと思いながら見ていた。

あと2か月で20代も終わりかぁと恐怖を感じていたけど、

こういうの見て振り返ると20代悪くなかったなあ。

youtu.be

2018.03

・よく聴いたやつ

 

Fine China - Anybody Else

マリモくんがTwitterにあげてたやつ。

ギターのアルペジオの時点でめっちゃ好きやったけど、更に歌メロが良かった。そしてそれよりも更にギターソロが良い。

 

Towkio - Symphony

上空10000メートルからアルバムリリースとか言ってたから、聴けるようになるのか不安やったけど、普通に配信されてた。

ララランド観た時みたいなアメリカのエンタメの強さ感じた。

 

Beshken - The Roman Call

いつどういう経緯で自分のライブラリに入ったのか覚えていないけど、通勤中よく聴いていた。こういうのなんていうジャンルなんですか?

 

Alex Lahey - Every Day's the Weekend

GroupSecretlyがMy Woman♀ていうプレイリスト公開していてそれで知った。

Fine Chinaもそうやけど、しっかりした曲作れる人がインディーっぽい音でやってくれて嬉しい。

 

Triathalon - Butter

アルバム先行曲のCouchが良すぎたから、アルバムの中で良いの先行曲だけパターンかなと思っていたら、めちゃくちゃ良いアルバムでした。

ありがとうございました。

 

Smerz - Have Fun

Rimeout Recordingのオナガさんが紹介してたノルウェーの女の子二人組。

今まで聴いたことない音楽でめちゃくちゃハマった。

しょぼいイヤホンでも低音出すぎ。

 

boy pablo - Losing You

早いとこアルバムとか出して欲しい・・。

 

Phum Viphurit - Lover Boy

Boy Pabloと似た空気ある気がする、バンコクの人らしい。

MVのロケ地パタヤっぽくてまた行きたくなった。

 

・よくやったゲーム

アサシンクリード2(未完)

Doki Doki Literature Club

Dishonored